アルファードは駐車場の幅で困らない。本当の壁は「全高」でした
全幅は心配ありません。制限が判明している2,685件のうち2,646件(98.5%)を通過します。詰まるのは全高1,935mm=機械式の1.55m枠です。
結論:幅は心配いりません
アルファードの全幅は40系・30系ともに1,850mm。 日本の駐車場でもっとも多い「幅1,900mmまで」の制限を、50mmの余裕を残して通過します。
ランドクルーザーやGクラスのオーナーが幅で苦労しているのに対して、 アルファードは数値上ほぼどこでも入るという結論になります。 ただし50mmの余裕は「ミラーを含まない車体幅での話」なので、 隣の車との間隔という意味では決して広くありません。
本当の壁は「車高(全高)1,935mm」
アルファードで問題になるのは高さです。全高は40系で1,935mm、30系で1,950mm。 自走式の立体駐車場は2,000〜2,100mm制限が主流なので通過できますが、機械式の1,550mm枠は完全に不可です。
| 全高制限 | 件数 | アルファード(1,935mm) |
|---|---|---|
| 2,100mm まで | 1,584件 | ◎ 入る |
| 2,000mm まで | 931件 | ◎ 入る |
| 2,300mm まで | 138件 | ◎ 入る |
| 2,200mm まで | 63件 | ◎ 入る |
| 1,550mm まで | 28件 | ✕ 入らない |
全高制限が判明している2,942件のうち、1,550mm制限は28件。数としては多くありませんが、その多くが渋谷・新宿・大崎・丸の内といった駅前一等地に集中しているのが厄介な点です。 「行きたい場所の駐車場ほど入れない」という体感は、ここから来ています。
「車高」と「全高」は同じ?
検索では「アルファードの車高」という言い方がよく使われますが、 駐車場の制限で見るべきなのは全高——地面から車体のいちばん高いところまでの高さです。 アルファードの車高(全高)は40系で1,935mm、30系で1,950mm。
なお「車高」は文脈によって最低地上高(車体の下と地面のすき間)を指すこともあります。 こちらはアルファードで実測150mm前後。立体駐車場の入口スロープや、 ロック板(フラップ)式のコインパーキングで擦らないかを見るときの数値で、 高さ制限とは別の話です。
アルファードに必要な駐車場のサイズ
「どのくらいのサイズの駐車場なら停められるのか」を、4項目すべてで整理します。 通過率は、その項目の制限値が公表されている駐車場を母数にした割合です。
| 項目 | アルファード40系 | 必要な駐車場のサイズ | 通過率 |
|---|---|---|---|
| 全幅 | 1,850mm | 1,900mm 以上 | 98.5%(2,646/2,685件) |
| 全長 | 4,995mm | 5,000mm 以上 | 98.2%(2,628/2,675件) |
| 全高(車高) | 1,935mm | 2,000mm 以上 | 98.3%(2,892/2,942件) |
| 車両重量 | 2,240kg | 2,300kg 以上 | 59.9%(1,458/2,434件) |
幅・長さ・高さは、いずれも98%台で通過します。 数字だけ見るといちばん通過率が低いのは重量の59.9%で、 「2,000kgまで」の制限が945件あり、2,240kgのアルファードはここに入れません。
ただし重量制限を公表しているのは機械式が中心で、平面(自走式)は重量を明記しない施設が多くあります。 そのため59.9%という数字は「重量制限が書かれている駐車場の中での割合」であり、 街全体でアルファードの4割が停められない、という意味ではありません。 実務上いちばん引っかかるのは、次に説明する機械式の1,550mm枠です。
コインパーキングには停められる?
時間貸しのコインパーキングは、大きく平面(自走式)と機械式に分かれます。 アルファードで結果が変わるのは、ほぼこの違いです。
- 平面のコインパーキングは、ほとんど停められます。幅1,900mm・長さ5,000mmが標準的な区画で、アルファードは幅50mm・長さ5mmの余裕で収まります。 屋外なら高さ制限もありません。
- 機械式のコインパーキングは、事前確認が必須です。全高1,550mm枠が標準的で、アルファードは385mm超過します。詰めれば入る差ではありません。
- ロック板(フラップ)式は、停め方に注意。板が車体の下に上がる方式なので、前に出しすぎると床下を擦ることがあります。
アルファードの諸元
| グレード/型式 | 全幅 | 全長 | 全高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|
| 40系(2023〜) | 1,850mm | 4,995mm | 1,935mm | 2,240kg |
| 30系(2015〜2023) | 1,850mm | 4,945mm | 1,950mm | 2,240kg |
40系と30系で全幅は同じ1,850mm。全高は30系のほうが15mm高い1,950mmです。
停められる駐車場(実例)
全高2,100mm以上の自走式であれば、ほぼ問題ありません。 余裕を持ちたい場合は、以下のように2,300mm以上ある施設が安心です。
- 麻布台ヒルズ 森JPタワー駐車場(P1)平面(自走式)
- 全幅
- 2,100mm
- 全長
- 5,300mm
- 全高
- 2,400mm
- 重量
- 3,000kg
全高2.4mなのでハイルーフでも余裕。出典: azabudai-hills.com
- 六本木ヒルズ レジデンスC駐車場(P9A)平面(自走式)
- 全幅
- 2,300mm
- 全長
- 5,000mm
- 全高
- 2,800mm
全高2.8mと高く、大型ハイルーフ可。出典: roppongihills.com
- 東京ミッドタウン駐車場(自走式P1/P2)平面(自走式)
- 全高
- 2,300mm
全高2.3m。幅/長さ/重量は公式未掲載のため未確認。出典: tokyo-midtown.com
入れない駐車場の例
以下はいずれも全幅は通過するのに、全高で弾かれるパターンです。 「幅を確認したから大丈夫」と考えて現地で引き返すことになる、典型的な失敗例といえます。
- タイムズ大崎センタービル機械式
- 全幅
- 1,900mm
- 全長
- 5,000mm
- 全高
- 1,550mm
- 重量
- 2,300kg
全幅は通るが、全高1.55mでハイルーフ不可。出典: times-info.net
- JIYUGAOKA de aone駐車場(タイムズ運営)平面(自走式)
- 全幅
- 1,900mm
- 全長
- 5,000mm
- 全高
- 1,550mm
- 重量
- 2,600kg
全高1.55m。幅で安心しても高さで弾かれる典型例。出典: times-info.net
実務的な対策
- 確認する順番を「高さ → 幅」に変える。アルファードで幅が問題になることはほぼありません。先に高さを見たほうが早く判断できます。
- 「機械式」と書かれていたら要注意。機械式は1,550mm枠が標準的で、ハイルーフ枠を併設していない施設も多くあります。
- ハイルーフ枠の有無を確認する。麻布十番公共駐車場のように、一般枠1,550mm・ハイルーフ枠2,000mmと同じ施設内で枠によって条件が変わるケースがあります。
掲載している制限値は、各施設の公式発表(駐車場管理規程・公式サイト等)を転記したものです。 区画や運用の変更により実際の数値と異なる場合があります。 ご利用前に必ず現地の表示および施設の案内をご確認ください。